脳と身体とダンス
ブログを更新するのが4ヶ月以上ぶりです。
11月の頭に親が入院し、それから怒涛のように時間が過ぎました。とっていたダンスのチケットは全ておじゃんになり、F/Tも1本も見られず…かなり残念でしたが、こういうこともありますね。
親の入院の理由は脳内出血だったのですが、久しぶりにこのブログを開いたからやっぱり身体のことを考えてみようかと。
脳内出血が起きると、部位や出血量にもよりますが身体に麻痺がおきます。
私の親の場合は運動麻痺は軽かったのですが、「平衡障害」「感覚麻痺」などが強く出ました。身体麻痺は軽いので足を動かすことはできるけど、平衡感覚がないから、足の裏の感覚がないから、歩けない。身体は動くのに、歩き方がわからなくなってしまった。という状態でした。
動かすことはできるのに、歩けない。
健康体の自分からすると、とても不思議です。普段ダンスを見る時は、身体や筋肉のことばかり考えているけれど、身体を動かしているのはまぎれもなく「脳」なんだなぁと改めて知らされました。
発症からもうすぐ4ヶ月。懸命なリハビリによって、車椅子から、杖なしで歩くことができるまでになりました。繰り返しのトレーニングが、脳の機能を補い回復させていく。身内のことながら、感動しました。
ダンサーも、身体の動きを繰り返し練習することによって、それを脳に刷り込んでいるのだと思います。筋肉は、その動きを実現するためについてくるもの。あらゆる動きのコントロール、足の裏や腕や筋肉のすべての感覚…それらは、脳につかさどられているのです。
身体と脳はあわせてひとつ。踊る身体は、踊る脳でもある。
ちょっと意味が分からないかもしれませんが笑、自分としては新しい視点を手に入れた気分です。もうちょっといろいろ書きたいのですが、今日はここまで。まだ考えがふわふわしているので、もう少しまとまった時間のあるときに続きを考えてみたいと思います。